MIRAGE GALLERY | Mirage
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Motoko Sato

Mirage ONE展 アーティストトーク参加作家紹介第2弾

  現在開催中のグループ展 Mirage ONE 2017 参加写真家紹介第2弾をお送りします。 上村千恵子 「誤解を恐れず言うと」 同じ被写体を撮り続けるということに興味を持った頃、夫となる人と出会ました。 嬉しい日、そうでもない日、そしてつらいことがあった日も彼の写真を撮りました。 どれもが並列で、その繰り返しで毎日です。この日々が輝くのは、まだずっと先のこと。 わたしにとって写真を撮ることは、その目的地への道を確認する手段だと思います。 [caption id="attachment_21822" align="aligncenter" width="300"] Chieko Uemura[/caption]     佐藤素子 子どもの頃から生きることが苦しかった私は 死んだら植物になりたいと願っていた 生きることと死ぬこと 自らの生を恥じらう静かな狂気 明と暗の狭間に命はある [caption id="attachment_21820" align="aligncenter" width="300"] Motoko Sato[/caption]   永田愛奈 晴れときどきくもり 今回の作品は、人をもっと知りたいと考え、人は身に纏うものがなく、くつろげる自分のテリトリーに他者が存在するとき、どういう表情をみせるのだろうか、という好奇心や探究心から制作を始めたものです。 制作途中で、無性愛者という言葉を知り自分自身がこのセクシュアリティなのだと気付いた時、今まで対人関係において矛盾を感じたり、嫌悪感を感じていたことの理由がわかり、同時にそれをもっと理解してもらうために発信していかなければならないと思いました。 この作品はその発信していこうと決意し制作した初めての作品です。 [caption id="attachment_21818" align="aligncenter" width="300"] Aina Nagata[/caption] 升本眞理子 The shorelines 81 私は海が好きだ。そこへ行けば亡き父に会えるような気がするからだ。けれど波打ち際から先へは歩いては行けない。海は明らかに別世界であり、畏れも感じる場所だ。それはき っと精神や身体に奥深く刷り込まれている畏れであろう。先祖から私たちの暮らしはいつも海と共にあり、そこはやがて還りゆく場所でもあるのだ。私は円形のフォーマットを用いることで、リインカネーションの象徴としての海、そして和の心を表現している。 Mariko Masumoto     Mirage ONE展アーティストトーク 12月23日(土)午後6時より トークショー終了後、ささやかなクリスマスパーティーを開催します 事前申し込み不要・参加費無料 一品持ち寄り大歓迎 Mirage ONE展会期12月24日(日)まで みなさまのお越しを心よりお待ちしております...

Mirage ONE展 アーティストトーク参加作家紹介第1弾

みなさま、こんにちは。 現在開催中のグループ展 Mirage ONE 2017 12/23(土)アーティストトークに向け、写真家の方からメッセージが届きましたので、2回に分けてご紹介します。   井上雄輔 東京を中心に、魅力的なフォルムを持った被写体を探しています。 今回の作品は、走行中のコンテナトレーラーです。現在、世界の物流はコンテナを用いた流通システムによって支えられています。しかし、そのコンテナが街の中を走っていることに関心を持つ人はあまりいません。 インフラの一部として日常風景の中をただ流れて行くコンテナ。私はそれを高速シャッターで止めて撮ることによって、流通を可視化しようと試みています。 [caption id="attachment_21816" align="aligncenter" width="300"] Yusuke Inoue[/caption]   阪井陸真 「美しい」とはなんだろうか。 美の象徴ミロのヴィーナスを引用し、再構築することでその正体に迫る。装飾や体の尖りを排除し平滑化することでディテールを失い、ヴィーナスは溶けてしまった。美の象徴は、生々しい形状の「なにか」に変態したのである。このヴィーナスの魅力が溶け込んだ「なにか」を美しいと形容できるだろうか。妄想を膨らませ、この作品が美しいかどうか自身の目で見て判断して欲しい。 [caption id="attachment_21819" align="aligncenter" width="200"] RIKUMA_SAKAI[/caption] 砂村 栄力 「改訂版 アルゼンチンアリ-史上最強の侵略的外来種」 大学で研究していたアルゼンチンアリというアリを、世界5大陸を旅して撮影しました。写真を始める前、このアリの学術書を共著で出版したのですが、写真を撮ることで理解が深まり、本を改訂したくなりました。そこで、本に写真の貼り付けや書き込みを施し、仮想改訂版を製作しました。今回、その中から代表的なページをジークレーの技法で複製し、展示しています。 [caption id="attachment_21821" align="aligncenter" width="300"] Eiriki Sunamura[/caption]   薮口雄也 『コンテナの中の瞳』 施設のドアを開けた時、たくさんの瞳が私をとらえた。 その瞳は、私の知っている飼い犬の瞳とは違った。 私に向けられた犬たちの瞳は、人間に向けられた瞳でもあった。 [caption id="attachment_21823" align="aligncenter" width="218"] Yuya Yabuguchi[/caption]   Mirage ONE展アーティストトーク 12月23日(土)午後6時より トークショー終了後、ささやかなクリスマスパーティーを開催します 事前申し込み不要・参加費無料 一品持ち寄り大歓迎 Mirage ONE展の会期は12月24日(日)までです。 みなさまのお越しを心よりお待ちしております...

写真表現中級コース10月期スタートお申し込み受付開始しました

ワークショップ写真表現中級コースの詳細 10月期スタートの写真表現中級コースお申し込み受付を開始致しました。 こちらはすでに写真シリーズを制作中の方を対象に、より作品の質を高めるために必要なことが学べる3ヶ月6回コースです。 1回目  目標の共有 10月14日(土)17:30-19:30 このセッションでは、写真家が描いている目標地点を時間をかけて確認し、どのようなゴールを描けばいいのかを設定します。そのために、どのような写真作品を制作したいのかを、世界のいくつかの写真作品を眺めながらディッスカッションします。また、ディスカッションを行うにあたり、写真メディア・アートの持つべきいくつかの要素を明らかにし、共有します。 2回目  プロジェクトチェック 11月4日(土)17:30-19:30 写真家の作品を講師にプレゼンテーションしていただきます。そのことにより、作品に何が足りていて何が足りないのかを、あらゆる方向から検討し、現在位置から到達できそうな目標地点をより具体的に設定します。 3回目  テーマ・ストーリー・モチーフ 11月18日(土)17:30-19:30 現在制作している作品シリーズのテーマやストーリーを明確にします。それとは別に、宿題テーマを用いて簡単な新しいシリーズを制作する準備を行います。この新シリーズは、約1ヶ月半の制作期間で中間評価、アドバイスを行い、最終日に現在の作品シリーズとともにプレゼンテーションを行なっていただきます。 4回目  評価者の評価ポイントを知る 12月2日(土)17:30-19:30 写真の評価は、評価者によってもその評価の仕方は異なります。しかし、多くの場合、評価される要素は「写真の方向性」「作品の広がり」「作品の強さ」など、共通しています。これらの評価ポイントを知ることはとても重要ですので、このセッションで共有します。 5回目  コンセプト化の作業 12月16日(土)17:30-19:30 作品が平坦になってしまう原因は、多くの場合コンセプト化に失敗していることがその理由にあげられます。なぜこの作品を作ることになったのか(契機)、どういう方法で取り組むことにしたのか(方法)、誰に見せたいのか(対象)、何を伝えたいのか(コンセプト・ストーリー)をおさえれば、もうそれは立派な作品になっているはずです。このセッションでは第2回目に明らかにした不足の要素をもとに、作品の再構築の作業を行うとともに、ステートメントを作ります。 6回目  プロジェクトチェック2回目 12月30日(土)17:30-19:30 2回目のプレゼンテーションを行なっていただきます。このセッションでは、最初にえがいた目標地点と、ワークショップ修了時の到達点を比較し、自分の作品がいかに変化したかを確認していきます。さらに、これからの写真作品づくりについて、展望をしていきます。   *後半の日程につきましては受講者の皆様のご都合に合わせて調整することも可能です。 お申し込み方法 info@miragegallery.jpまでご連絡ください その際タイトルは「写真表現中級コース参加希望」としてください 受 講 料  ¥40,000-(初回時に受付にてお支払いください) ミラージュメンバーシップ会員の方は10%割引適用 定   員  6名   本ワークショップは、RAIECの杉山が講師を務めます。また、国内の写真専門家を迎えレビュー、レクチャーを受けていただく可能性があります。 杉山は、Gallery TANTO TEMPOディレクターを経て、六甲山国際写真祭ディレクター、Review Santa Feレビュワー、Angkor Photo Festivalレビュワー、Photo Lucida Critical Mass選考委員など、海外での活動を通じて広く写真家の支援を行なっています。 このワークショップから上級ワークショップと活動を深められた方は、Mirage Galleryにおいて企画展に参加できる可能性があるほか、予備審査なしで来年の六甲山国際写真祭ポートフォリオレビューへの参加を認められる可能性があります。世界に通用する写真シリーズを作りたいとお考えの方は、ぜひこの機会にご参加ください。...

明日から写真表現中級コースが始まります

気づけばあっという間に7月突入。 本日もMirage GalleryではChan Dick 『Chai Wan Fire Station』開催中です。 みなさま週末の予定はお決まりですか? ギャラリーのあるトアウエスト界隈は多くの人通りで週末の賑わいを見せています。 神戸散策の後は、喧騒を離れたギャラリーで作品鑑賞はいかがでしょうか。 Mirage Galleryでは明日からいよいよ写真表現中級コースがスタートします。 3ヶ月間のワークショップ、参加者のみなさまにお会いできるのが楽しみです。 明日はこちらのワークショップの模様をレポートしたいと思います。...

Mirage Gallery BOOK SHOP & LIBRARY

みなさまこんにちは。氏川です。 さて今回はMirage GalleryのBOOK SHOPとライブラリーをご紹介させていただきます。 Mirage Galleryではギャラリースペースに併設する形で写真集販売ストアを設けております。こちらではうたかた堂、sha sha shaはじめ日本やアジアの作家の写真集を中心に取り揃えております。ぜひギャラリーにお越しの際にはこちらもご覧ください。 さらにギャラリー奥のワークショップスペースにはライブラリーもございます。 ゆっくり写真集をご覧になりたい場合はミラージュメンバーシップにご登録いただくとこちらをご自由にご利用いただけます。 素敵な写真集に囲まれて、私も大好きな空間です。 作品制作の参考に、はたまた息抜きがてら、ぜひこちらのライブラリーもご活用ください。    ...

ミラージュメンバーシップへようこそ!

みなさんこんにちは、氏川です。 さていきなりですが、ミラージュメンバーシップカードをご存知ですか? まだご存知ない方のために、今回はお得なミラージュメンバーシップについてご案内させていただきます。 入会金:なし 年会費:¥3000-(学生¥1500-) 特 典 ・入場料無料 ・ワークショップ10%OFF ・六甲山国際写真祭2017の公式カタログプレゼント(訪問者に限る) などなど 来場ポイントを貯めると素敵なプレゼントも!! 入会ご希望の方、その他メンバーシップに関するお問い合わせはスタッフまでお気軽にお声掛けくださいませ。 この機会にミラージュメンバーシップカードぜひゲットしてくださいね!    ...

He is Marco!

こんにちは、氏川彩加です。 無事オープニングを迎え、これからMirage Galleryの日常を気ままに綴っていこうと思います。 さてさて、まずはこの春から一緒に働いているマルコを紹介します。 今年の六甲山国際写真祭のスタッフとしてはるばるイタリアからやってきたナイスガイ。彼はアンコールフォトフェスなどアジア各国のフォトフェスティバルを渡り歩いてきたユニークな経歴の持ち主。普段は大人しいですが、写真の話になると途端に饒舌になります。私の拙い英語にも笑顔で答えてくれるイイ奴です。 英語、イタリア語での写真談義にチャレンジしたい方、ぜひマルコに会いにきてください。...

Mirage Gallery始動!

去る6月24日にMirage Galleryが無事始動しました。Gallery TANTO TEMPOのオリジナルギャラリーが神戸市中央区栄町通に開設されたのが2008年5月、海岸通のセカンドギャラリーに移動したのが2011年秋ですから、今度が3度目の開設ということになります。3度目の正直、となるかどうか、楽しみに頑張っていきたいと思います。思えばその間、ギャラリーの役割を作家やコレクターとの関わりのなかで考える機会に恵まれもしたし、六甲山国際写真祭などという大それたプロジェクトを主宰するなど、写真家の機会創生に走り回ったり、写真の評価システムに参加したり、アート教育への立場を表明する機会も得たと思います。ただ、僕自身は写真の世界ではまだ何もなし得ていないちっぽけな存在だと思っています。写真界の大きな人たちとは以前よりはお付き合いはしていますが、まだ近づくことに逡巡してしまいます。まとまった考えも、どうやったら9年前のささやかな夢に近づけるのかも、まだ日々考えているような状態です。もう随分と前からアートや写真に関する本を書こうといろいろ書き進めてはいるものの、コレクターとなってからギャラリー開設、写真祭を主催して10年余の活動を経てもそれがどういう書になるかは僕自身わからないのです。ただ、3つのギャラリーを立ち上げてきたことを考えると、ギャラリー運営に必要なことぐらいは理解しているので、まあ無事に立ち上がったということだと安堵しています。 写真の世界は、僕なんかが何かしなくても回り続けるでしょうし、実際、誰かが何かをすることで写真が何か特別な変化をきたすことはこの国では今の所はなさそうです。写真とは、多数の考えの表出を大雑把にメディアの種類でまとめたただのグループ名みたいなもので、そう考えると僕たちが暮らしの中で特別なルールやしきたりや制度に縛られはするもののなんとか生きていけることとほぼ同じです。どんなにがんばってもうまくいかない人がいる一方、特別上手ではなくても大きな成果が出るような活動もあるだろうし、誰かがくっつくことで躍進するような現実もあり、実力以外にも運やいわゆる不公平な世界を含んでいたり、一方で真面目にコツコツとやっているそこそこの写真家を封殺するほど悪辣な環境でもない、そんな普通の社会のようなものなのかもしれません。実態を知りたいと画策しても、実は実体なんてどこにもないような、少し諦観に近い感覚を覚えることもあるこの頃です。 しかし、ISのテロやトランプ大統領の登場、国内・海外の政治や国際関係に垣間見えるある種のまやかしなど、僕たちの住んでいる時代のこの世界は急激に変質しています。より良い社会にしたい、という大多数の人類に対して、従来の社会制度そのものに疑問を投げかかる考え方やグループが増えながら、おそらくこの傾向は強まるばかりです。より良い社会にしたいと頑張って来た現在までの善良な市民が、実は嘘やまやかしには目をつぶってきたとあっては、そんな制度に搾取されてきた市民としては黙ってはいられない、ということでもありますが、誰でも、その個人、所属する団体・グループの思惑を優先して好きなようにしていけばいい、みんなそうなんだから、という傾向がどんどん強くなってきているということなのだろうと思います。アートも同じように見えます。結果として、僕たちは不安定で拠り所のない、何を基準に生きていけばいいのかさえわからない、そんな現代に生きているのです。その不安を取り除いて、さらに良い世界にしよう!という叫びもあるにはあるのでしょうが、果たしてその叫びはこの国でうねりになるのでしょうか。 それでは写真はどこに向かえばいいのか。何を撮せばいいのか。その問いに対して、僕に言えることがあるとすれば、それはしっかり社会の動きを観察しなさい、自分が感じる不安を写しなさい、拠り所を失う前のささやか光を写しなさい、ということになるのかな、と思います。世界に生きる当事者であることは難しいことではありません。そこに居ればいいのですから。ただ、表現者であるなら、今撮らなくてはならないのはこの世界のそんなおぼろげな様なのだと思います。 六甲山やMirage Galleryで何ができるのか。この問いに対して、僕はいつも二つのことを考えています。一つは、やはりアート教育や国際交流を通してより多様な価値観を受け入れて主義主張を議論しあえるような社会にしていくこと、そしてやはり写真家が写真家のための力強いコミュニティーを自分たちの手で作り上げられるよう支援することです。コミュニティーに属さない人が独自の力で成功することは本来的で素晴らしいことです。しかし、コミュニティーがあるからこそ躍進する人たちもたくさんいるはずです。少なくとも、欧米やアジアで見聞きする写真のコミュニティーはヒーローを沢山生み出すことに成功しています。それは大きなアーティストの集団に網をかけて見張っているからに他なりません。六甲は成果を出しつつありますが、それは六甲があるからではなく、そもそも優秀な人たちがいるからで、僕はただそういう人たちを探し出す手伝いをしたいだけなのです。...